Red

今回は赤色についてです。

赤系統の色

一口に赤色やレッドといっても様々な種類があります。
赤系統の色の一部を紹介します (色はイメージです)。

色名説明
マゼンタマゼンタは色の三原色の1色でカラー印刷のインクにも使われる鮮やかな赤紫色です。イタリアで発見された染料で、同時期の戦争の戦勝地マゼンタが名前の由来になっています。
スカーレットスカーレットは鮮やかな黄色味のある赤色で伝統的に炎の色とされています。語源はペルシャ語の茜染の高級織物ですが、動物性染料が使われます。
クリムゾンクリムゾンは青味を帯びた鮮やかな赤色で深紅色をさします。かつてヨーロッパでは絶賛され兵隊の色等に用いられましたが、イギリスでは血を連想させる色なので注意が必要です。
カーマインカーマインはわずかに青味がある鮮やかな赤色です。染料は毒性が低いので食品の着色や化粧品にも使われています。
唐紅からくれない唐紅は濃く鮮やかな紅色です。唐紅は紅よりも鮮やかな舶来の大陸由来の美しさを表しており、韓紅とも表記します。
今様色いまよういろ今様は現代風や流行りという意味で平安時代に流行した淡い紅色です。
かさねの色目にも今様色があり表が紅梅、裏が濃紅梅の四季通用の伝統的な配色となっています。
茜色あかねいろ茜色は茜草の根を占領にして染めた暗い赤色です。茜染の色合いから紫や日の枕詞として使われたり、夕焼け空を表す時にも用いられます。
紅蓮ぐれん紅蓮は紅色のハスの花のことで濃い紅色です。燃え盛る猛火の炎の色にも喩えられます。